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CASE取り組み事例

JFA×〈みずほ〉「BLUE DREAM みらいスクール」を鳥取県、群馬県で開催

JFA×〈みずほ〉「BLUE DREAM みらいスクール」を鳥取県、群馬県で開催

©JFA

公益財団法人日本サッカー協会(以下、JFA)は、「JFAメジャーパートナーシップ契約」を締結している株式会社みずほフィナンシャルグループ(以下、〈みずほ〉)と協働し、小学生年代を対象とした「BLUE DREAM みらいスクール」を開催しています。

本イベント開催の目的・背景

「BLUE DREAM みらいスクール」は、価値共創を通じた社会課題の解決や、持続可能な社会の実現をめざすJFAと〈みずほ〉のパートナーシップを具現化する取り組みのひとつです。

今般、社会課題となっている子どもたちの体力低下に対し、全国各地に拠点を持つJFAと〈みずほ〉が連携することで、子どもたちに体を動かすことやスポーツの楽しさを感じてもらい、夢や将来の目標を考えるきっかけを提供したいという想いからこのプログラムが生まれました。ゲストとしてサッカー元日本代表が参加するほか、将来の夢や目標を考えるきっかけとなるワークショップも開催します。

子どもたちの笑顔はじけるイベントとなっている「BLUE DREAM みらいスクール」 ©JFA

開催報告

「BLUE DREAM みらいスクール」は、ピッチでの少人数制サッカー「スモールサイドゲーム」と、将来について考える座学のワークショップ「ゆめプログラム」の二部構成からなるイベントです。

第1回は2024年9月16日(月・祝)に鳥取県のAxisバードスタジアムで、第2回は同11月24日(日)に群馬県の図南フットサルクラブ前橋で開催しました。

U-12(12歳以下)年代では2011年から8人制サッカーを導入していますが、JFAとしてはU-10(10歳以下)よりも下の年代ではさらに人数を減らし、一人一人がボールに触る回数を増やし、サッカーの楽しさをより感じられるようにしたいという考えがあります。そのために推進しているのが「スモールサイドゲーム」で、2022年にガイドラインを作成し、全国への普及を目指しています。

一方の〈みずほ〉は、47都道府県全てに支店があります。そのネットワークを生かし、地域への貢献やつながりを強め、子どもたちの未来をサポートするための取り組みをしていきたいという想いを持っています。また、全国各地の社員とつながる、〈みずほ〉が一つになるイベントの開催も推進しています。

そうしたJFAと〈みずほ〉の想いが合致して具現化されたのが、「BLUE DREAM みらいスクール」です。JFAも47都道府県サッカー協会(FA)と密に連携しながらサッカー活動全般や環境整備を進めており、両者の共通点である「47都道府県」もキーワードに、JFA、47FA、〈みずほ〉が協力しながらイベントをつくり上げているのが特徴です。

サッカーだけのイベントではなく、〈みずほ〉が企業として掲げる「ともに挑む。ともに実る。」というパーパスに沿い、子どもたちに夢や目標を考えてもらうプログラムも取り入れた ©JFA

鳥取での第1回には県内のU-8(8歳以下)とU-10(10歳以下)のチームから約190名、群馬での第2回には県内のU-7(7歳以下)とU-8(8歳以下)のチームから約200名が参加しました。さらに、男女のサッカー日本代表で活躍した選手も特別ゲストとして参加。鳥取には森岡隆三さんと鮫島彩さん、群馬には田中隼磨さんが来場しました。

鳥取ではU-8が3人制、U-10が5人制、群馬では既存のイベント「2024年度 第7回ぐんまキッズミニカップ」を連動して、U-7、U-8いずれも5人制のスモールサイドゲームを実施。森岡さん、鮫島さん、田中さんも子どもたちに交じってプレーしました。

鮫島さん、田中さんは引退して間もなく、現役時代を思わせるボールタッチやドリブルを披露。一方、Jクラブで監督経験がある森岡さんは、積極的な声かけで子どもたちの良いプレーを引き出していました。

子どもたちにとって、日本代表で活躍した選手と一緒にプレーする機会は多くありません。保護者や指導者からは「貴重な経験ができている」「来てくださって本当に感謝」という喜びの声が聞かれました。子どもたちのはつらつとした笑顔から、サッカーを楽しんでいる様子が伝ってくる有意義な時間となりました。

きれいな芝生のピッチの上で、森岡さん、鮫島さん(写真)と共に、子どもたちは夢中でボールを追いかけた ©JFA
田中さんが加わり、楽しくボールを蹴る姿が印象的だった ©JFA

スモールサイドゲームの後は、室内に場所を移して「ゆめプログラム」を実施しました。自分の夢や未来の姿、その夢をかなえるために今できることなどを記入できる「ゆめプログラムノート」を配布し、それぞれが自分の夢や目標を書き込んでいきます。「サッカー日本代表になりたい」「ワールドカップに出たい」「消防士になりたい」「漫画家になってたくさんの人に読んでもらいたい」など、それぞれの夢や目標がしっかりと記されました。

子どもたちは真剣に未来について考え、「ゆめプログラムノート」に今の思いを書き込んだ ©JFA

鳥取では森岡さん、鮫島さんが講師を務め、夢を持つことの大切さや、その夢をかなえるためにできることなど、自身の経験を交えながら語りました。森岡さんは「うまくなりたいという思いからリフティングの回数を増やしていき、努力を積み重ねたことで日本代表になれた」と話し、一方の鮫島さんは「誰にも負けたくないと思ったことを、一生懸命練習することが大切」と呼びかけました。

群馬の田中さんは会場の都合もあり、当初はスモールサイドゲームのみに参加予定でしたが、ゆめプログラムにも顔を出し、「今何をすべきなのかを、考えるだけではなく、しっかりと行動に移そう」と伝えました。また、保護者に対しても「子どもたちに答えを提示するのではなく、自分で考えて行動できるように促せるような親子の関係を築いてほしい」と語りかけました。

最後に、〈みずほ〉から「おこづかい帳」も配布され、「ゆめプログラムノート」と一緒に持ち帰りました。ノートには「夢に向かうための1年目標」などを記載する欄もあり、自宅で親と一緒に考えるきっかけにもなったはずです。

森岡さん(写真)、鮫島さんは子どもたちが書いた夢や目標を聞いて回り、彼らの夢や目標に寄り添ってメッセージやアドバイスを送った ©JFA
田中さんに関するクイズを出題するなど工夫しながら「ゆめプログラム」が進められた ©JFA

鳥取会場、群馬会場とも、〈みずほ〉の地元支店の社員がボランティアスタッフを務めました。イベント開催に向けた会場の視察などの準備から始まり、前日の現地での下準備、当日の会場設営やサポート、参加者の受付・誘導など、さまざまな役割を担当しました。

群馬会場では〈みずほ〉の支店の社員がゆめプログラムの講師も務め、「田中さんの子どもの頃の夢は?」「田中さんがサッカー選手になるためにやっていたことは?」といったクイズを出題し、子どもたちの興味を引く工夫もしていました。

鳥取県FAと群馬県FAではイベント開催のノウハウが蓄積されており、〈みずほ〉の社員と連携しながら、「BLUE DREAM みらいスクール」をスムーズに運営することができていました。

〈みずほ〉の各支店に声を掛け、多くの社員がボランティアとして協力 ©JFA

イベント終了後のアンケートでは、子どもも保護者も5段階評価で「満足度5」が最も多い結果となりました。また、保護者からは「みんなと楽しそうにサッカーができていた」「ゲストの方と触れ合えたり、夢について考えたり、子どもにとって有意義な時間だったと思う」「本人は参加してとても楽しかったと言っていた」などの声を多数いただきました。

社会課題の解決や持続可能な社会の実現を目指すJFAと〈みずほ〉のパートナーシップにより生まれた「BLUE DREAM みらいスクール」。トライアルと位置付けた2回の開催を終え、2025年以降も全国各地で開催していく予定です。

晴天の下で行われた「JFA×〈みずほ〉 BLUE DREAM みらいスクール in 鳥取」 ©JFA
既存の事業と連動した「JFA×〈みずほ〉 BLUE DREAM みらいスクール in 群馬」も大きな盛り上がりを見せた ©JFA

イベント概要

「JFA×〈みずほ〉 BLUE DREAM みらいスクール in 鳥取」
主催:公益財団法人日本サッカー協会、株式会社みずほフィナンシャルグループ
主管:一般財団法人鳥取県サッカー協会
協力:株式会社みずほ銀行 鳥取支店
日時:2024年9月16日(月・祝)
【午前の部 9:50~12:00、午後の部 14:20~16:30】
会場:Axisバードスタジアム(天然芝フィールド/鳥取県鳥取市蔵田423番地)
対象:鳥取県内在中のU-10(10歳以下):小学3、4年生、U-8(8歳以下):小学1、2年生
ゲスト:元日本代表 森岡隆三、元なでしこジャパン(日本女子代表) 鮫島彩

当日の様子はこちらからご確認ください。

 

「JFA×〈みずほ〉 BLUE DREAM みらいスクール in 群馬(第7回ぐんまキッズミニカップ)」
主催:株式会社みずほフィナンシャルグループ、公益財団法人日本サッカー協会
主管:公益社団法人群馬県サッカー協会
協力:株式会社みずほ銀行 前橋支店・高崎支店・館林支店、みずほ信託銀行株式会社 前橋支店、みずほ証券株式会社 高崎支店・桐生支店
日時:2024年11月24日(日)
会場:図南フットサルクラブ前橋(群馬県前橋市堀之下町15-1)
対象:U-8(8歳以下)、U-7(7歳以下)
ゲスト:元日本代表 田中隼磨

当日の様子はこちらからご確認ください。

JFA PARTNERSHIP PROJECT for DREAM

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